スウィング・アウト・シスターは、イギリスのクロスオーバーポップ系バンド
アンディ・コーネルがソングライトで、コリーン・ドリュリーがヴォーカルの素敵な男女デュオだ✨作詞:Andrew Connell・Corinne Drewery・Paul O’Duffy,作曲
1986年の“Breakout”のヒット曲!!で知られている。
そして“Am I the same girl”は、当時ラジオ📻などでかかりまくっていた🎶この曲は、1968年にシカゴ・ソウルのバーバラ・アスキンのヒット曲を、スウィング・アウト・シスターがお洒落にカヴァーしてヒット!!した。
このスウィング・アウト・シスターが、日本で知られるようになったのは、この曲“Now You’re not Here”邦題“あなたにいてほしい”をTVドラマ『真昼の月🌙』(常盤貴子、織田裕二主演)の主題歌として書き下ろし、ドラマ自体もヒット!したことが大きい。
ドラマのヒット!と共に「あなたにいてほしい」も34.9万枚を売り上げ、この年セリーヌ・ディオンの「トゥ・ラヴ・ユー・モア」、カーペンターズ の「青春の輝き/トップ・オブ・ザ・ワールド」に次ぐ“オリコン洋楽年間3位✨”を記録した。
コリーンの知的で落ち着いたヴォーカルと洗練されたアンディの作風はオシャレに敏感な日本の女性らを中心に人気となった。
音楽ジャンルは、ブルー・アイド・ソウル🎶、クロスオーバー・ポップ🎶…といったところか…
流行には敢えて乗らず1960年代のモータウンを深く参照したシンセポップという、新しいとも懐かしいとも付かない音楽性が素敵で、今までにはなかったサウンドだ。
それにしても、なんて美しいメロディーなんだろう フッと音符♪がハート🤍に触れてくれる感じがする…
特にこの曲は、イントロが流れてくると直ぐに泣きそうになる。(ToT)
それは『真昼の月🌙』の主題歌だったからだ。
この曲は『真昼の月🌙』の第1話で舞永(常盤貴子)がレイプされた衝撃的なシーンで流れた曲だったからだ。
当時、24歳の常盤貴子があまりにも綺麗で、余計にシンパシーを覚えたんだと思う。
劇中、ここぞ!という時にこの曲が流れる…
どんだけ泣かすねん!
ここで流れて来るんちゃうの!?と、思ったシーンで、必ず流れるのだ。
そのタイミンがまた絶妙で、わかっていて泣きそうになるのだ。
この『真昼の月🌙』は、トラウマと言われるPTSDなどの社会問題にチャレンジした重いラブストーリーだ。
愛し合う男と女の間には様々な障害がある。
心の傷を背負った女性と、彼女へ献身的に愛を捧げる男性の姿を通して本当の愛情とは何かを問う。
主人公・直樹(織田 裕二)と舞永(常盤貴子)の二人の愛の前に立ちはだかる障害とは「トラウマ=心的外傷後ストレス障害(PTSD)」だ。
今でこそよく耳にする症状だが、当時1980年代では、単に“トラウマ”という単語で片付けられていた。
つまり過去に経験した出来事によって心に深い傷を受け、それが原因となって不安、不眠、悪夢などの心の苦しみに悩まされることである。
人を愛したいという意思はあるのに、心の奥底から襲ってくるトラウマがその意思の前に大きく立ちはだかる。
「心の傷」を自分のこと以上に相手を思いやる「本物の愛情」で癒すことができるのかを問う
究極のラブストーリーだ。
『真昼の月🌙』とは、「確かに存在はするが、目には見えないもの」の意味で、心の傷(トラウマ)の象徴ということ」なのだ。
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