映画『誘拐報道』
映画『誘拐報道』でのショーケンの登場シーンには鳥肌が立った。
荒い日本海をバックにした電話ボックスでダイアルを廻しているショーケン…
『傷だらけの天使』の後のショーケン主演の映画『青春の蹉跌』も『誘拐報道』も暗い映画だった。
どちらもラスト・シーンは心に影を落とすものだった。
でも、ショーケンだから観るのだ。
オーラ✨
オーラ✨を放つスターは、簡単には現れない。
登場まで引っ張りに引っ張るもの。
観客は今か今かとスター✨の登場を心待ちにしているもの。
その溜った期待感のマグマが主役の登場によって一気に噴き出すのだ。
そこに、スターのオーラ✨を感じるのだと思う。
キムタクのドラマもそんな感じだった。
『地下鉄に乗って』で、常盤貴子に強いオーラ✨を感じた。
生でなくても感じる人は感じるのだろう。
かつて、松田 聖子が”裸足の季節“で、夜ヒットにTV初登場の時から、聖子ちゃんがほぼ完成してたように、ショーケンも俳優デビュー初主演で、既にショーケンだった。
決して作られたものではなく、ショーケンはそのまんまのショーケンで演じていたのが解る。
演じていたのではないかも知れない。憑依体質なのかな…
ショーケンの美学
ショーケンの全力疾走!を何度観たか。
それも、スーツ🕴やトレンチコート🧥を着ていて、また革靴を履いてだ。
お洒落をしていても、汚れようが、破れようがそんなの関係ないのだ。
それもショーケンの美学なのか…
ショーケンファンは、ショーケンの喧嘩のシーンが大好きだ。
決して強くはないのに、感情剥き出しで、破茶滅茶で全力の喧嘩するのだ(笑)
傍目を気にせず常に全力で演じる姿…そいつがカッコいいのだ。
俺たち世代のカッコマン達は、そんなカリスマに心酔したのは言うまでもない。
特に、COMME des GARCONSやNICOLE、BIGI、Yin&Yang等のファッション業界で働く男達を虜にしたのだ。
汚れようが何しようが気にしない!という潔さ!
そのスタイルが、ファッション業界のカッコマン達には衝撃💥だった。
DCブランドにハマった男たちの手本は皆、ショーケンだった。
人なんて、所詮カッコ悪いもの。
それを、カッコいい男が、カッコ悪い事をするのがカッコいいんだろう。
それがショーケンの本質何じゃないかと…
俺の中で未だ、ショーケンを超える俳優は出てきていない。
ショーケンの一挙手一投足に目が離せない…
人を強烈に惹きつける魅力💙があるのだ。
ワイルドで破滅的な色気🖤を持つ唯一無二の俳優だった。
ジュリーでも敵わない。
「俺は未だスーツを着た時でも、ショーケンのように何も気にせず地べたに座るんだぜぇ〜⤴️」
「スーツが汚れよう濡れようが、そんなの関係ないぜぇ〜⤴️」
「でも、たまに競馬新聞敷いてるぜぇ〜⤴️」
「Ah ! Ha !だろう⤴️」
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