この❝9月半島❞は、1988年6月21日に発売されたサードアルバム『Bewith』のラスト曲前の10曲目に収録されており、この曲では、彼氏との別れを経たひとりの女性が、そのモヤモヤを清算するかのようにひとりで海を見にきた情景が、岩里祐穂の詞によって描かれている
果てしない青さを 海まで追いかけたくて
砂の残る素足で 錆びたペダル漕いでゆく
光のモスリンが 柔らかな風を編んで
流れだす黒髪も
ほら 息を切らして走る 輝いた翼になる
波のしぶき聴きながら
心は弱さ責めるけど
許せなかった…帰れなかった…忘れたかった
自転車を休めて 木影で汗をぬぐった
急ぐたびに誰もが なぜ何かを失うの?
振り向くことも出来ずに
今は空の下にいる
遠い子供に戻ってみる
沖に遊ぶ 鳥のように 自由でいたい
波のしぶき聞きながら
だけどつらくなった時は
夢でもいい Ah…あなたがいい
思い出でいい
果てしない青さを 海まで追いかけたくて
息を切らして走る
ああ傷つけあうよりも
今一人をえらんだの
アルバム『Be With』は、夏と海を背景として描かれた作品であるが、全編を通じキーワードとなっているのが “自由” というフレーズだ。
余談だけど、今井美樹自身、この❝9月半島❞は大変お気に入りの1曲のようで、本当はこの曲をアルバムのラストに据えたかったらしい。
大人の事情でラストに、シングルでヒットした‼️❝静かにきたソリチュード❞を追加されたのが、今井美樹にとって不満があったと聞いた。確かに、この曲からは空と海の空気は感じられないからね。❝9月半島❞で終わることでこのアルバムのストーリーは完結したかったのだろう。”今一人をえらんだの”で終わり、ましてきれいに10曲で終わるところが、中途半端な11曲というのもなんかね。”今一人をえらんだの”で完結するはずのコンセプトアルバムに蛇足が付いてしまったの彼女はとても残念だったと思うね!🥺
アルバム『Be With』は、恋と夏、そして自由と孤独を描いた、見事なトータルアルバムだっただけに残念な話だ。それでも収録曲♬とJKTが、一番好きなアルバムだ。特に、1曲目の❝夏をかさねて❞は超名曲♬だ✨し、軽いボサ・ノヴァタッチの❝とっておきの朝を❞もグッド!🤗朝のまどろみの中で聴けば、二度寝すること間違いなし!(*ノω・*)テヘ! 佐藤準の品のある静かなアレンジが素敵だ!🤗
にほんブログ村
「夏をかさねて」大好きです。柿原朱美と上田知華が作曲した今井美樹の作品は、知ってる限りでは大抵気に入っています。
「九月半島」も初めて聴きましたが良いですね。
今更ながら気づきましたが、佐藤準のアレンジが素晴らしい!
キラキラしたちょっとゴージャス感のあるアレンジがこの時期の今井美樹に合っていますね。
それにつけても、なんで布袋なんかとくっついてしまったんでしょうか?
布袋が作曲するようになってからは私はあまり今井美樹を聴かなくなりました。
「RUBY」など好きな曲は少しはあるのですが・・・
WAVE神戸店でマネージャーをしている時、ワールド記念ホール前の空いてる時間に布袋寅泰氏が店に遊びに来てくれた時、布袋氏は気さくで、人懐っこくてとてもいい男だった。
握手を求められた時、布袋寅泰氏の握手が力強かった。俺は握手の力が強い人は誠実な男…と、決め込んでいた。
坂本龍一と握手をした時も力強かった。
たまたま俺も、布袋寅泰がプロデュースするようになってからは聴く機会は少しずつ減ってきた。
布袋寅泰氏の曲作りに何のクセもないけど、今井美樹が結婚したからかな?
❝Miss You❞や❝Goodbye Yesterday❞ ❝ドライブに連れてって❞なんかは好きやけどね。