荒井由実の4枚のアルバム…デビューから4作を超えるアルバムはない。達郎、まりやでも無理だろう。達郎とまりやは、デビュー・アルバムがちょっと弱い。サザン・オールスターズなら追随出来るが、全ての曲が素晴らしい!とは言えないかも知れない。
荒井由実で『夭折』すれば良かったと言ったのは、京都精華大学の専任講師の白井聡氏の発言だけど、おいらは決してそうは思わない。その後の、松任谷由実があってこその荒井由実の曲の素晴らしさがわかる!確かに、荒井由実の時代の曲は、どれもキラキラ輝いていたし、迸るメロディ〜や詩が、枯れない泉のように湧いてくる感じだった。そして、詩の一語一語がキラキラと輝いていた。
松任谷由実になっての名曲も多くある。“シンデレラ・エクスプレス” “NIGHT WALKER” “青いエアメール” “Destiny” “埠頭を渡る風” “春よ、来い”などの名曲✨も多い。
しかし、荒井由実時代の“ひこうき雲” “12月の雨” “やさしさに包まれたなら””卒業写真””さざ波””雨のステーション””Good luck and Good bye””中央フリーウェイ”を超える曲がなかったのも事実。
その中の珠玉の雨の名曲✨❝雨のステーション❞を、ジャンク・フジヤマが、カヴァーしたのは嬉しかった。一番歌唱力が問われる曲だ。
徳永英明では響かないだろう。だけど宮本浩次の野太いピュアな声で”雨のステーション”を聴いてみたい気もする。だけど、やはりこのアコースティック・ヴァージョンのジャンク・フジヤマが、男性系では一番だろう。歌唱力に余程の自信がないと、アコースティック・ギター1本では歌えない。
ただ、ハイ・ファイ・セットの山本潤子のヴァージョンは素晴らしい!
やはりイントロや間奏での松任谷正隆のアレンジが素晴らしい!霧雨の降りしきる人気の無いホーム…雨に煙る蒼い6月が巧く表現されている。ユーミンの絶妙なテンポ、少女っぽい声もいい。(*˘︶˘*).。*♡そして、ユーミンしか持ち得ない、決して落ち込まない強い切なさ…みたいなものが伝わってくる…
この曲を聴くと、梅雨時☔に通った西宮自動車学校のマイクロバスから、雨の街路樹を眺めながらウォークマンで、コバルト・アワーのアルバムを聴いていた18歳の頃を思い出す…
そんな”蒼い思い出”が付いてくるから、ユーミンの”雨のステイション”は、やっぱり強い!
by Slow Sunayama
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