モータウン(Motown)最高のシンガーの一人”マーヴィン・ゲイ“
この”Mercy Mercy Me(The Ecology)“は、マーヴィン・ゲイが1971年6月10日に発表した楽曲である。
作詞・作曲は本人によるもので、同年5月21日リリースのアルバム『What’s Going on』からシングルカットされたもの。
この曲”マーシー・マーシー・ミー“は、マーヴィンの代表曲として”ホワッツ・ゴーイン・オン〜愛のゆくえ“や、”レッツ・ゲット・イット・オン“と並んでマーヴィン・ゲイの代表曲だ。原題の副題で”The Ecology🍀”と入っていたのを皆さんは知ってましたか?そう!”エコロジー🍀” 実は、環境問題を取り上げた曲なのだ。
その年のビルボード🇺🇸のソウルチャート🤎において2週連続で1位👑を獲得。全ジャンルを含めたHot 100では2週連続4位を記録している。副題に”The Ecology“という言葉が使われているとおり、本作は環境問題をテーマに紡がれた歌で、グローバルな視点から世界が抱える深刻な状況を訴えている。
大海原や僕らの海の上に石油が流れているし
魚は水銀漬け大地と空に放射能が溢れ
近くに住んでいた動物たちと鳥たちは死んでいる
曲のタイトルに使われている“Mercy”とは、”慈悲の心””情け深い行為””寛大な措置””優しい心根””感謝すべきこと””痛みなどの緩和”という意味なのだ。
◆歌詞では、青空がなくなり毒がまき散らされ…という大気汚染、海は油でいっぱいで魚は水銀に…海洋汚染、放射能は土のなかにも空にも…地中汚染にまみれ、生物は死んでいっている…と訴えている。”How much more abuse from man” 人間は被害を受けてる側ではなく、地球を『abuse(虐待)』している。”Can she stand?” “She”は地球🌍で、地球は堪えることができるのか…? こんな曲をマーヴィンはすでに1971年に歌っていたのだ。ある意味、マーヴィンは予言者だった。
歌詞の内容は、とてもシリアス(真面目)なものだけど、そのメロディ〜と歌声はとても優しい( ꈍᴗꈍ)
Free🤎Soulのメローでなんとも気持ちの良いグルーヴィーなチューンだ♬
【曲のエピソード】
R&B/ソウル・ミュージック界において1960~1980年代に活躍したマーヴィン・ゲイは、兵士としてべトナム戦争に派遣されていた弟フランキーからの手紙によって、想像を絶する戦場の悲惨な状況を知る。そのことに触発されて作ったのが”What’s Going On“歌詞のどこにも『べトナム戦争』のワードが出てはこないものの、この曲は1960年代後期からアメリカ全土で沸き起こったべトナム戦争(1954-73)への反戦運動を意識して作られたもの、というのは厳然たる事実。
共作者のひとりが、「当時、街中で日常茶飯事的に繰り広げられていた、反戦を声高に唱える若者集団とそれを押さえつけようとする警察との衝突がヒントになった」と証言している。
“What’s Going on“を初めて聴いた時、「今まで聴いたことのなかったような、スタイリッシュで、大人の曲やなぁ〜!😎」と、思った。この”What’s Going on“がディスコ🌐て流れてきて、ウィスキーのロック🥃を飲んでいる時には、確かに自分が大人になったような気がした。😎
ダイアナ・ロスとのデュエットで大ヒット‼️した”ユア・エヴリシング〜Your Everything”も好きだ。( ꈍᴗꈍ)最初に買ったソウル🤎のアルバムだった。スタイリスティックスがオリジナルのチューン♬だ。ソウル🤎を聴いてると、オイラも大人になったような気がした (*ノω・*)テヘ!
“What’s Going on“はローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌の「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では4位、アルバムは『ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500』(2020年版)では1位👑にランクされている。
戦場に駆り出される若き兵士たちが次から次へと命を落とし、彼らの母親たちは悲嘆に暮れている。
どうして僕たち若者が、大人の身勝手さが引き起こした戦争の犠牲にならなければならないのだろう?
一体この世はどうなってしまったのか?(What’s going on?)
今、必要なのは暴力や憎しみではなく、互いを思いやる気持ちだというのに。
暴力では何も解決しない。
同じ人間同士が心を開いて語り合えば、問題(戦争)を解決する糸口がきっと見つかるはず。
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あぁ、どうかどうかお許しください
あぁ、すべては以前とは変わり果ててしまった
おぉ、ノーあの広い青空はどこへ行った?
毒が風のように吹いてくる北の地から、東
から、南から、そして海からも