1985年の発売されたサザン・オールスターズの大ヒット!!アルバム『KAMAKURA』がリリースされた時、俺は29歳だった。
ファンにはたまらない2枚組。
メーカーも品切れ状態だった事を覚えている。
サザン・オールスターズ全盛期の頃だった。
収録曲自体それほどヒット曲!が入ってたわけではなく、オリコンチャートを駆け上る⤴曲もなかったけど、オリコンのアルバム売上ランキング1位👑は言うまでもない。
このアルバムは、全20曲収録で、レコードで言えば1枚目のB面の最後に”鎌倉物語” が収録されている。
20曲もあれば桑田氏の実験的な曲もあり、それほどよく聴いたアルバムではなかった。
- Computer Children
- 真昼の情景(このせまい野原いっぱい)
- 古戦場で濡れん坊は昭和のHero
- 愛する女性とのすれ違い
- 死体置場でロマンスを
- 欲しくて欲しくてたまらない
冒頭からポップとは到底言えない曲が連続し、
ようやく④でサザンらしいミディアム・バラードでホッとするのも束の間、
死体置き場でロマンスを▶️欲しくて欲しくてたまらない…と、きたもんだぁ〰️!!(ーー;)
この①②③⑤⑥をファンでもカラオケで歌う人もいないだろう。
正直、ちょっとしんどい…
そんな印象の1枚目の最後に”鎌倉物語” が流れてきたら誰でもホッ!とするって
原 由子の癒やしの声で暫しの箸休め…
イントロの電子ピアノの音から名曲になりうる予感がした。
「鎌倉よな〜ぜ♪夢のよ〜な♪虹を遠〜ざけ〜る〜♪」
という常人では思いつかない歌詞に惹きつけられた。
常人なら「虹のよ〜な夢を遠ざける」になるハズ!
逆なのだ。
それはユーミンの”海を見ていた午後“の
”小さなアワも 恋のように消えていった”
と同じ手法だ。
やはり、桑田氏の語彙力と文学的センスは天才的だな。
そして何より原坊の少女のような声や、スローでいなたい雰囲気のメロディーが癒やしを生むのだ。
この頃はまだ鎌倉に降り立ったことが一度もなかった。
茅ヶ崎には学生時代に行ったことはあるけど鎌倉は未知の町だった。
次第に「鎌倉に行ってみたい!」という想いが募ったものだ。
コラムにも特集をした鶴太郎主演の『季節はずれの海岸物語』で、長谷寺で、室井 滋とデートしている時に流れたのが印象に残ってる。
もしかしたらマドンナは鈴木 保奈美だったかも知れない…
湘南海岸沿い国道134を車で走る時…
ヘッドフォンで聴きながら江ノ電の車窓から風景を眺めてる時…
大仏様から鎌倉へ続く由比ヶ浜大通りを散策してる時…
そんなシチュエーションでこの曲を聴くと、得もいわれぬ幸せな気持ちになれるのだ。
それは、桑田氏得意の日本情緒🗻溢れる美しいメロディーに、若き日の失恋の想い出を乗せて歌っているのだけど、この曲の持つ大きな包容力で、幸せな気分🌼に包まれてしまうのだ。
個人的にも日本の歌10選🎶に入れたい日本の歌だ。
鎌倉市歌と言ってもいい。
さて、いつになったら『いざ鎌倉!』という、開放された気分で鎌倉の旅に行けるんだろう…
二昔前なら「いざ!キャバクラ👩」だったけど、今の時代なら「いざ!カマグラ❤️」かな?(笑)
解る人には解るんだなぁ〜コレが(笑)
「カマグラのお陰〜で♪夢のよ〜な♪あの日が蘇る〜♪」
なんてね!(笑)
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