⭐”ただわけもなく”は、松任谷由実の32枚目のオリジナルアルバム『Wings of Winter, Shades of Summer』の収録曲。
⭐リリース:2002年11月20日
このアルバム全体を覆うグレーなトーンで始まって、サビで一気に解き放たれる感じが素晴らしい!✨突然、眼の前の視界が”パァー!”と開け、入道雲がモクモクと(ユーミンの表現では、ワクワク)立ちあがる映像がハッキリとみえる。何とも豪快で胸の空くようなチューン🎶マンタ氏(松任谷正隆)にも、同じ風景が、見えたんだろう。素晴らしきアレンジ力✨だ。
ローカルな話で申し訳ないが、車で芦屋の芦有道路から奥池を少し過ぎると六甲山頂(一軒茶屋)に向かう途中に広い展望台がある。そこに車を停めて下界に広がる神戸〜大阪のパノラマの景色を眺めた時にこの曲を聴いた。その時の 感動は今でも覚えている。( ꈍᴗꈍ)
メロディは清々しくも歌詞の内容は切ない(TT)若い恋人同士によくある、なんの根拠もなく、いつまでも二人で一緒にいられる未来を思い描いていたけど、それが断ち切られてしまった悲しみ…(TT)曲の爽やかさと相反する『ただわけもなく』というタイトルが切ない。
イントロの乾いたアコギを弾いているのは、ユーミンファミリーともいえる吉川忠英氏。”やさしさに包まれたなら”に並ぶ名演奏だ✨
ただわけもなく/松任谷由実
それにしてもなんて美しい詩なんだろう!一語一句が輝いて✨いるね!( ╹▽╹ )
誰にもこんな経験あるのではないだろうか…🤔もちろん、青き日の自分にもあった。エンディングを決して迎えないハズ!と信じていた一篇のラブ🤍シネマが…
かけのぼる 堤防の
入道雲が わくわく わいてた
はるかさらうように
きみと手をつなぎ どこまででもゆけた
太陽のかげぼうし
ゆっくりのびて
夕立ちの音が そこまで来てても
きみとすごす日は
決して終わらないと思えた
ただわけもなく
青い空に出会ったら
ヨロシクとつぶやいて
きみがどこにいても 想い出せる
ほんの近くに
気まぐれな メロディーを
逃がさないように
口笛で書いた
草と風のノート
きみの手のひらに
そっとしがみついた
何もかも 変わっても
変わらないのは
心の瞳に まぶしかったもの
きみの髪ゆらす
光の輪のプリズムみたい
焼きついている
青い空に出会ったら
ごめんねとつぶやいて
きみにできることを 残したまま
また会う日まで
青い空に出会ったら
ヨロシクとつぶやいて
きみがどこにいても 想い出せる
ほんの近くに
青い空に出会ったら
ごめんねとつぶやいて
きみにできることを 残したまま
また会う日まで