1970年、ビートルズは解散した。
世界中のロックファンが、ビートルズロスに襲われた。
「俺達はこれから何を聴けばいいんだ!?」という喪失感のなか、ニール・ヤングという男が現れた。
ビートルズに熱狂したファンは一筋の光を見たような気がして、ニールにこぞって傾倒したのだ。
ある意味、ロックの救世主とも言える。
ポールやジョン、ジョージの、イケてるブリティッシュロックとは全く異質のアメリカのカントリーがベースになっているニール・ヤングのスタイル。
その後のフォークカントリーのブームの先駆けになったのは言わずとしれたCSN&Yである。
ニールのちょっとうわずったような歌声は麻薬的な魅力を感じるファンも少なくない。
1992年にリリースしたこのアルバムは、1972年の作品『ハーヴェスト』と対になっているようなアルバムである。
アコースティックな曲調はもちろん,バック・バンドが同じストレイ・ゲイターズなのだ。
またリンダ・ロンシュタット,ジェイムス・テイラーらも参加している。
いつもは、ニール・ヤングの声を聴くとちょっと緊張感に襲われるのだが、この曲は円熟味を増したニールの歌声で、レイド・バックした解放感を感じる。
時代々の音楽のトレンドを意識して取り込んてきたけど、ようやく本来の彼の音楽性が戻ってきたアルバムだ。
滅多に来日しないニール・ヤング…
ニール・ヤングのライブに行ったことある人なんているのかな(੭ ᐕ))❓
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1988年のオールドファンにも、まもなくやってくるグランジファンにも見放されている頃の来日コンサートに行きました。
「This note’s for you」というモロJazzなアルバムリリース後のコンサートのため、すっかりJazzyなヤングさんでした。まぁ、後半には多少ファンの望む有名曲はやって来れましたが、この頃はJazzだけでなく、テクノやカントリーなどとっ散らかったアルバム多発期で、熱狂とまではいきませんでした。
そうやね。 ニールは進取の気性に富んでいるミュージシャンだった。
テクノにまで手を出してた頃は、迷走していたのでは?
ニール・ヤングのライブに行ったのはそんな迷走時の頃なんでしょう。