《春爛漫🌸🌸シティ・ポップ🎶春うた》
作詞:桑田佳祐/作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐/弦・管編曲:島 健
恋を夢見たあの頃
春は何故か別れを知り
もう生きるのさえ敵わぬような気がした
そしてあなたと出逢って
夏の海で戯れた日
もう繋いだ手を離さぬように決めたのに
予期せぬ運命が僕を翻弄ぶ
ちょっと抗いながらも
身を任せるだけちぎれ始めた絆に
幸せ過ぎて気付かぬままあゝ秋がゆく
窓の外は木枯らしそっと抱き寄せたら良かったな
言い訳のたびに昨日までの愛は戻らないと
「いつまでも若く、無邪気に生きようよ」
女はその言葉が我慢出来ないのさ
自分の愚劣さを悔やめど
きっとあなたは出て行くんだろう
春まだ遠く
So long, good-bye
最近、よくTVのユニクロのUVカットCMで耳にする曲がコレ!新曲✨⁉️出たの?と思う人もいるかもしれないけど、桑田佳祐の5作目のオリジナル・アルバム『がらくた』2017年8月23日リリース。のラストに収録されている”春まだ遠く“だ。
春は出逢いと同時に、別離の季節でもある。実はこの曲は春を謳歌する曲ではなく四季の移ろいを謳っている。ちょっと哀しい別れの歌である。それでもCMで、この春よく流れているので『春うた』という範疇で取り上げてみました。
「本当にこの人のアルバムはポップ、ロック、ジャズ、レゲエ、歌謡曲、全ての音楽のエッセンスが入っている」過去に小林武史氏がこう発言したことがある。「桑田さんのように多様性がないと飽きられてしまう」。まさしく桑田佳祐が才能ある由縁の最たる表現だ。桑田の音楽は聴けば、その“らしさ”が感じ取れるが、ふり幅の大きさが桑田佳祐たる所以だ。実は我楽多に見えるひとつひとつは彼にとつて宝石💎なのだろう。桑田佳祐は天の邪鬼なのかもしれないね。(≧▽≦)
一義的には、恋の季節の移り変わりを歌っている曲なのでしょうが、私には人生の春夏秋冬を歌っているようにも聴こえます。
歌声も曲調も含めて、この年齢だからこそ、味わい深いものがあります。
そういう意味では、この曲は竹内まりやの「人生の扉」に通ずるものがありますね。
人生の扉はどの世代も素敵!というポジティブな歌詞だけど、この歌は少しネガティブ…「無邪気に生きようよ」というのはオイラもシンパシーは感じるけど、女性にそんな考えはないんやろね。大好きな人を失う後悔の念が滲んでる歌やね。