《春爛漫🌸🌸シティ・ポップ🎶春うた》
作詞:多幸福
作曲:大瀧詠一
編曲:井上鑑
フジテレビ系ドラマ『東京ラブ・シネマ』の主題歌として制作された。前曲『幸せな結末』以来約6年ぶりの新曲。ワーキング・タイトルは松田聖子への提供曲”風立ちぬ“の春版として、”春立ちぬ“と名づけられていた
ワーキング・タイトル(Working title)とは、プロダクションタイトルや仮タイトルと呼ばれることもある、製品やプロジェクトの開発中に使用される仮のタイトルで、通常、映画製作、テレビ番組制作、ビデオゲーム開発、小説や音楽アルバムの制作などで使用される。
ブルー・レーベル、『A LONG VACATION』と”幸せな結末”の広告カード入り。当時SMEが導入していた“レーベルゲートCD”への対応策として、音楽トラックのほかにパソコン用プログラム「ナイアガラフォト」を収録したCD EXTRA仕様(音声未収録)。本作リリース時、大滝は「1990年代に作ったのは2曲(”幸せな結末”と”Happy Endで始めよう”)、2000年代は1曲(”恋するふたり”)だから、2010年代は0曲だろう」と語っていたが、2013年12月の死去により最後の作品となった(他ミュージシャンへの参加曲を含めると、2003年10月29日にリリースされた竹内まりやのアルバム『Longtime Favorites』収録の”恋のひとこと”〜SOMETHING STUPID、が最後となった。
大瀧詠一氏のヴォーカルはドリーミーで優しい。ヴォーカリストとしては唯一無二の声の持ち主で、包容力があり聴くものを優しく包み込む…もし、彼がまだ生きていたらナイアガラ・トライアングルⅢを、竹内まりやと山下達郎の3人で、究極のシティ・ポップの金字塔となるアルバムが完成していたに違いない。事実、ナイアガラ・トライアングルⅢの構想はあったらしい。そして、はっぴぃえんどの再結成もあったかもしれないね。(☆▽☆)
大瀧詠一氏が他界してから早、10年が経った。