《春爛漫🌸🌸シティ・ポップ🎶春うた》
この曲は、イースター前後のはっきりしない天気と、恋人がもうすぐ迎えに来る…という時に、まだ少しぼんやりした夢の中にいるようなヒロインの気持ちを対比させ、本格的な春、いわば季節の暁の直前(そしてヒロインの至福の時の直前)というシチュエーションをそのメロディと合わせ見事に描き切っている。
また、ローティーンの頃から米軍基地に友達が多かったというユーミンは、このような西洋の習慣に慣れ親しむ事も多かったようで、そのような習慣を題材にした曲もこの曲をはじめとして多く作り出している。そんなアメリカン🇺🇸ガールのように、自由気ままな大人びた週末を過ごしていたんだろう。まさに”セシルの週末”のような…
イースターは、毎年3月21日以後の最初の満月🌕に次ぐ日曜日で、その頃の柔らかな日差しに包まれた日曜日をこの言葉で表現している。
俺が人生で初めて、船橋西武内のレコードショップでユーミンのNewアルバム『昨晩お会いしましょう』ステージのディスプレイを任された時、”天使が降りてきそうな午後…“(本当は、天使が降りてきそうなほど…だけど、あえて午後に変えて)のフレーズを抜粋して、メインのキャッチ・コピーにしたことを覚えている。
1974年は湿っぽいフォークに溢れていた日本の音楽界に、忽然と現れたユーミンの聞いたことのないワードの詩やサウンドに日本独自のポップスの未来が垣間見られた。
《Easter》
イースターは「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」と定められており、4月中旬頃に行われる。「ベルベット」が高級で上質な生地であること、「イースター」はキリストの復活を記念した祭りであることから、『ベルベット・イースター』は「特別で重要な日」であることを意味している。
“新たな生命を生み出す“という意味がある卵は、死という殻を破ったイエス・キリストの復活を象徴するシンボルです。 中世の頃は、イースターの9週間前から卵を食べることは禁じられ、イースターを迎えると卵を食べられたことから、イースターエッグの風習が始まったといわれている。
物心つく前、勝手に洗礼を受けさせられた私は、大天使“ガブリエル”の洗礼名を持つ、なんちゃってキリスト教徒だったので、イースターの日に赤や青や黄色のカラフルな玉子を食べるのが楽しみでした。
当然、夜店で売られていた赤や青や黄色のひよこは、そういった玉子から生まれるのだと思っていました。
イースターで連想することがユーミンとかなり格差があるのには、愕然としますね。
可愛い発想やね(笑)カラフルなヒヨコは、オイラも夜店で買ったけど、直ぐに死んでしまい悲しい思いをしたなぁ〜