《J-POP♬シティ・ポップ🎶》
⭐”残暑“は、『天国のドア』松任谷由実の22枚目のオリジナルアルバムに収録。麗美に書いた曲をセルフ・カヴァー。
⭐リリース:1990年11月23日
《チャート最高順位🔝》
⚪オリコン 週間 1位👑
⚪オリコン 1991年度年間1位👑
⚪オリコン歴代アルバムランキング79位
🌟ゴールドディスク(200万枚〜)ミリオン(日本レコード協会)
🌟第5回日本ゴールドディスク大賞グランプリ・アルバム賞受賞🏆
1990年11月26日発売。”永遠をお探しですか”が、テーマだった。日本のアルバムでは初めて200枚セールス(Wミリオン)を記録!
リード・トラックの”満月のフォーチュン”は、CM・タイアップ・チューン🎶で、ホントユーミンらしいアッパーな曲だ。
“残暑“の和楽器?のイントロ♪から始まるこの曲…ユーミンの絶品!✨バラード。歌詞もコレがまた切ない…(TT)
きっと去年の夏は, 別れた彼と自転車のペダルを漕いで 並んで走っていたのだろう…最後の高三の夏の土手の上の通学路を… その彼とは結局別れてしまったけど そんな土手の道を歩いていたとき ふと別れた彼の声が聞こえた気がした…
たった1年前の夏…それが二度と戻ることのないかけがえのない時間だった。 なんて切ないんだろう、…(TT)
それと、もう1曲🎶素敵な夏歌があります。6曲目”ホタルと流れ星“です。ミディアムテンポのお洒落なAORサウンドで、ダン・ヒギンズのサックス・ソロがいい。
これが最後のデートね Honey
傘をさしかけつぶやくけど
街の音にかき消される
どこへ行こうかこれから Honey
優しい日々が無口にする
こんなふうになるなんて
※ちっとも変わっていない
ちっとも憎んでいない
もうすぐここにはいない
短く燃えた 雨のファイヤーフライ※
これが最後のデートね Honey
続けることもできたけれど
プライドとは思わないで
大事なことをたくさん Honey
教えられたわ言葉じゃなく
あなたの声 忘れても
同じ光を見てた
あのとき確かに見てた
願いを伝えずに消えた
瞼の奥に 朝のシューティングスター
”優しい日々が無口にする こんなふうになるなんて”という歌詞が何とも切ない…(TT)
これほど男女の感情の機微を描くのが上手いのはユーミンくらいしかいない。歌詞、メロディー、サウンドとどれを取っても一級品✨目立たないが、ユーミンの隠れた名バラード♬だ。
こうして、改めてユーミンの楽曲を振り返って聴いてみると、意外に愛が終わった歌が多いのに気付く…
始まりがあると、必ず終わりがやってくるのだ…
「天国のドア」が出たのは、まだバブルの余韻が残る梅田ロフトの開業年。ロフトのエントランスに販売ブースを設営し、沢山売らせていただきました。
そのブースにどこか見覚えがある紳士がやってきました。私は思わず「いらっしゃ〜い!」と髪を掻き上げながら、声を掛けてしまいました。
そこに現れたのは、マネージャーを伴った桂三枝。
「売れてますか?」「おかげさまで。」「ほな、一ついただきます。」と言ってマネージャーを呼び、CDを1枚買っていただきました。
イメージと違い物腰の柔らかい方で、好感を持ちました。
と同時に、自分より年上のおじさんにまでアルバムを買わせてしまう、ユーミンのアーティストパワーにも感心しました。
暑さが厳しい残暑ではなく、1日中屋外にいて寒さに震えていたある日の梅田のお話しでした。
それは凄いね!どうせなら「3、4枚買ってくださいよ!」と、言えば良かったのに。
『買ったら三四』だけに…とか言って(笑)「おもしろないですね…( ・ั﹏・ั)」と自嘲的に言えば、桂三枝は「まっ、ええとしょ!」と、前髪をうえにはねさせながら、買ってくれたかもよ?(笑)