❝悲しきサルタン❞は、イギリス🇬🇧のロックバンド、ダイアー・ストレイツが1978年にデビュー・シングルとして発表した楽曲。
作詞・作曲はヴォーカルとリードギターを担当するグループのリーダー、マーク・ノップラーで、彼らのファースト・アルバムである『悲しきサルタン』(1978年)に収録されている。
こんな🆒曲がオリコン69位とは、日本人の耳はどうなってる??(゜o゜;まぁ、当時のロックとしてはアプローチが変わっていたからかも知れないけど、それにしても日本人の音楽の感性は欧米との乖離がエグい。
当時のロックバンドとしては、AORやブラコンが全盛時代に、かなり突飛な印象を受けたのは事実。マーク・ノップラーのヴォーカルにも。しかし、今の感覚で聴いたら素晴らしくカッコよく、ルーツミュージックへの解釈が個性的で表情が豊かすぎるギターや歌心があるドラムと抑揚を抑えた歌メロの対比が実にクール。
作曲者のマーク・ノップラーの音楽のルーツには、ボブ・ディラン、J.J.ケイル、ライ・クーダー、 チェット・アトキンス達が挙げられる。そう!マーク・ノップラーの音楽のルーツは、🇬🇧英国人なのに🇺🇸アメリのブルースやカントリーが大好きだった。
1960年の夏、ザ・シャドウズが❝Apache❞で全英🇬🇧チャートのトップ👑の座に就いた。当時11歳のマーク・ノップラーはこの魅力的な曲を聴き、そして全てが変わった。ハンク・マーヴィンが『The ‘Chirping’ Crickets』のアルバム・カヴァーで、バディ・ホリーが持っているストラトキャスターに惹かれてギターを買ったように、マーク・ノップラーも、ハンク・マーヴィンのストラトキャスターのサウンドとかっこ良さにほとんど催眠術にかかったかのようになった。
1985年、ダイアー・ストレイツを世界の第一人者にのし上げたアルバム『Brother In Arms』のアルバム・カヴァーにも登場した。しかし、常にメディアに追われ、その大成功を裏付けるために組まれた2年間のツアーで疲労困憊し、ギタリスト、ソングライターそしてバンドのフロントマンだったマーク・ノップラーは、自分にはロック・スターの生活は合っていないと確信したという。
エリック・クラプトンの1988年のデビュー25周年ツアーと90年の『ジャーニーマン・ツアー』1996年の前年の❝Royal Albert Hall❞での25周年ツアーに引き続き、ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーが全編で友情参加した。それが奏功して、前年にも増してノップラーのサポートが素晴らしいものとなっている。最終日とあって、クラプトンも絶好調で弾き捲っているが、ノップラーの味わい深いプレイが随所で光っている!
エリック・クラプトンの『デビュー25周年記念来日公演』として開催された伝説の1988年11月2日東京ドーム公演。エルトン・ジョンとマーク・ノップラーがゲスト出演するという、まさしく”奇跡の夜”。マーク・ノップラーが歌う❝Money for Nothing❞は渋すぎるლ(^o^ლ)
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「悲しきサルタン」には1回聴いただけで魅了されてしまいました。ディスコやらAORやらパンクやらが蔓延している当時の洋楽界で、そのぶっきらぼうなヴォーカル、渋い中にも斬新なメロディとギターは私には衝撃でした。
88年のクラプトン、エルトンのライヴは好きなアーティストばかりの夢の競演だったので、勿論観ています。確か大阪球場だったような記憶があります。
初期のダイアストレイツは大好きだったので、今でも聴き続けています。流行のサウンドを身にまとっていなかった音楽は逆に古びることはなく、今でも心地良く聴くことができます。
そう!ダイアー・ストレイツの魅力は、流行りの音楽を一切気にしていない独自性やね。ギター演奏もヴォーカルも淡々として、感情を出さないスタイルが斬新!やった。でもこの手のバンドは日本ではあんまり好まれなかったのかもしれないね。どちらかといえば感情をあまり表に出すのを”是”としない国民性なのにね。