朝焼けが消える前に
このナンバーが入っている石川セリのセカンドアルバム『ときどき私は・・・』には、荒井由実、下田逸郎、瀬尾一三の楽曲を中心に、竜真知子、松本隆の作家陣とシュガーベイブ、伊藤銀次、矢野顕子などの豪華ミュージシャンが参加。
アンニュイで、大人っぽい雰囲気のニューミュージック路線になった石川セリのセカンドアルバム。
至れり尽くセリ石川セリ
新人で、かつてこれだけの作家陣やミュージシャンが一堂に会してセカンドアルバムをサポートしたのは、同じく荒井由実のセカンドアルバム『Misslim』以来だろう。
それこそ、”至れり尽くせり石川セリ”
である!
大学生の時にどれだけこのアルバムを車のカーコンポで聴いたことか…
70年代半ば、ニュー・ミュージック界の絶対女王は荒井由実だった。
荒井由実の対抗として、吉田美奈子、大貫妙子、尾崎亜美、杏里、高木麻早等の素晴らしいSSW(シンガーソングライター)がいたけど、俺は石川セリが対抗だと思っていた。
でも、ユーミンに曲を提供してもらってるだけに、対抗としてはどうなんかぁ〜とも思った。
対抗はやはり、吉田美奈子ではなかったのではないだろうか…
若き日の達郎とも組んでたしね。
圧倒的な歌唱力だった。
彼女は直ぐに、FUNK🎶路線に傾倒して行ったけど…
1976年当時は、雑誌POPEYEの影響で、世はウェスト・コーストブームで、サーフィンが大流行!
彼女の”ムーンライト・サーファー”もヒット!した。
このアルバムは当時、K女子大の彼女とドライブしていた時によく聴いていた。
カーコンポはパイオニア社のロンサム・カウボーイですよ(笑)
当時、彼女の門限はPM6時で、車で彼女を家に送りがけに何度も「帰んなや!」とか「何やねん!お前は俺の言う事より、親の言うことを聞くんか!」(当たり前!(笑))「お前は、Girl in the Boxかっ‼️(🔥ㅁ🔥)」と、責めていたことばかり思い出す…
この”朝焼けが消える前に”は、イントロのシンセ〜ドラムス〜トランペットの完璧な流れを聴くと今でも胸ギューッ🖤!っと…なるのだ。
そういう意味では多幸感🌼音楽ではないのだけれど、とても好きだった昔の彼女への切な過ぎる想いと、当時の忸怩たる想いが蘇る…
胸キュン💙!ではなく、胸ギューッ🖤!
しかし、さすがはマンタ氏!(松任谷正隆)お洒落で品のあるアレンジをなさる!(っ ॑꒳ ॑c)♡
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