浜辺に咲いた紫の涙
はかない花びらはまぼろし
憂いの顔を潮風に染めて
暮れゆくひとときを彩る
冷たい夏は今日も通り雨
きっとお前も震えている
思い出を結んだ恋の花
誰かの温もりで濡れている
悲しみを紡いだ絹の色
誰かが愛しくて愛しくて星を見てる
見果てぬ夢の跡だけが残り
季節は静かに流れゆく
ふたつの影は足跡に変わり
記憶の片隅でとぎれた
開かない空に俺を閉じ込めて
雨が魔性の夏を告げる
ため息を繋いだ恋の歌
誰かの□元で泣いている
この胸に響くは波の音
今でも逢いたくて逢いたくて月をあおぐ
思い出を結んだ恋の花
誰かの温もりで濡れている
悲しみを紡(つむ)いだ絹の色
誰かが愛しくて愛しくて星を見てる
❝カップリングのネオ・ブラボー❞
桑田佳祐のなんとも『日本の夏🎐』を感じさせる叙情的なメロディーと歌詞( ꈍᴗꈍ) に、リー・オスカーを思わせる八木のぶおのハーモニカが日本の夏の気怠く緩〜い情緒を醸し出している。❝日本の夏🎆…サザンの夏🍉…短かったね…夏🎐冷たい夏…🍧❞
シングル盤はカップリングは❝ネオ・ブラボー❞ アルバムは、オリジナルアルバムには収録はなく『Ballad 3』に収録されている。
八木のぶお氏のハーモニカ、リー・オスカーの音色に似てるよね⁉️ヾ(*’O’*)/ 学生の頃によく聴いたアルバムだ。なかなか大人でしょ⁉️😎
数多あるサザンの曲のパターンの1つで、サザンらしい夏の1曲🎶。まるで荒井由実の書く詩にも似た、日本情緒溢れる歌詞。桑田佳祐という人のボキャブラリーの奥深さには恐れ入る。また、叙情的なメロディーに味わい深い歌詞が素晴らしい!デビュー前は、ギターばかり弾いていた音楽青年だったハズなのに、実はかなりの読書家やったりして🤔…
凄い歌詞だと思う曲は数多くあるけど、❝東京❞は、特に凄い!MVもレトロなサスペンス風だから余計に。
音楽を映像的な物語として膨らませることで、歌詞の方も強烈な悲哀が立ち上る情緒的な作風で、サザン名義では絶対に出せない曲だ。
【抜粋】
かりそめの夜を抱き 錆びついた空を仰ぐ
嗚呼 そして悔やむのは 涙の河に捨てた恋
去かないで向日葵
この都会の隅に生きて
世の痛みに耐えて咲いてくれ
東京は雨降り 何故冷たく頬を濡らす
父よ母よ虚しい人生よ
エロい歌詞を書いたと思ったら、❝冷たい夏❞のような知的で、和の叙情的な歌詞をも書ける桑田佳祐という人の人間性の振り幅の大きさが彼の最大の魅力✨であり、サザン・オールスターズというバンド、桑田佳祐という音楽家の真骨頂だ。❝世界平和❞〜❝エロ💟心❞まで(笑)
/小林武史
マイナス100度の太陽みたいに
身体を湿らす恋をして
めまいがしそうな真夏の果実は
今でも心に咲いている
遠く離れても黄昏時は
熱い面影が胸に迫る
【歌詞を紐解いてみた🤔…】
《マイナス100度の太陽》
熱くて🔥眩しいはずの恋なのに、凍てつくように冷たい🧊恋…ということは、身体は熱くなるのに心は冷めている…一線を引いた割り切った関係だったはずなのに、世界が劇的に変わったくらいに彼女を忘れられなくなるほど好きになっていた…
❝めまいがしそう❞なほど熱く燃え上がった🔥想いは、独りになってからも枯れることなく根づいている。その証拠に、遠く離れた今も、いつかの黄昏時に見た彼女の熱い眼差しや表情が頭を過ぎる…
タイトルでもある❝真夏の果実❞は、桑田佳祐得意のメタファーであり、❝真夏のおっぱい❞を意味する。
熟れた果実に、自身が溺れた相手の身体を重ねている…実に狂おしい恋の歌である。
❝恋は狂おしく、愛は愛おしいもの…❞
by DJサイチン🤠
『もう一度、🎦映画館で観たいよな…稲村ジェーン🌊。』
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「冷たい夏」、地味な曲を取り上げましたね。確かにリー・オスカーチックなハーモニカ、艶っぽい桑田のヴォーカル、全体的に後の名曲「彩」のプロトタイプといった感じがします。
発売当時は地味すぎて、ピンときませんでしたが、この年になると結構染みますね。
「真夏の果実」を聴くと発売当時梅田界隈で交流のあった松雪泰子似のY.R嬢を何故か思い出してしまいます。
私に対しては強気でしたが、どこか幸薄そうなところもありました。元気にしているのでしょうか?
“彩”のプロトタイプか…思ったことなかったな…彩は
冷たい夏ではなく、暖かい春…って感じだから。
美しい詩の共通点はあるかもね。
“清水美沙”ではなく、なんとか理沙やったかな?
昔の友人に会いたい!という気持ちはあるね。
清水美砂ならS.M嬢ですよ。
「新宿野戦病院」にもSM嬢が出てきますが、主題歌の「恋のブギウギナイト」が良いですね。
桑田世代がディスコに通っていたであろう70年代後半のヒットチューンの要素がアレンジも含めてこれでもかと詰め込まれていますね。
ギターのカッティングなんかはマンマChicだし。
ナイル・ロジャースですね?
あの手のギター・カッティングは、今ではナイル・ロジャースの専売特許みたいに言われていますが、そのルーツはオハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラコースター」かもしれませんね。
今、ふと思っただけですが。
カッティングギターは、ファンクから生まれたんやないのかな??ファンクならEW&Fのアル・マッケイとか、ロックならドゥービー・ブラザーズの、パトリック・シモンズとか‥
その通り、ナイル・ロジャースのバンドです。その後読んだ桑名晴子のレヴューでも偶然にも彼のギター・カッティングのことに触れられていましたね。
まさにシンクロニシティ!
我々世代はあの手のギター・カッティングを聴くと自然に腰が振れてしまいますね。
「冷たい夏」の連想曲で「彩」だけをあげましたが、ハーモニカの音色で思い出したのは「素敵なバーディー」でした。どちらも好きな曲なので混同してしまいました。
「こんどーです!」素敵なバーディのハーモニカニストは、トゥーツ・シールマンスですね。